SEOは効果測定が大切です。
「Google検索「アメブロ SEO」で10位以内にランクイン!」
コレってホントにスゴいことでしょうか?
ひとつ前のエントリー「アメブロのSEO(サブディレクトリの弱さ)」の、経過と結果を報告いたします。
前のエントリーで、私がねらったキーワードは「アメブロ seo」だけではありません。
- 「アメブロはSEOの集客とアクセスアップに強い?弱い?」
6つのキーワードをタイトルに入れて、クリックされやすいよう、検索ユーザーに興味を持っていただけるフレーズにしました。
アメブロのSEOに関係するGoogle検索のランキング
検索したときのパソコンの環境です。
- Googleアカウントはログアウト
- Googleのクッキーは有効
- ウェブ ブラウザーはFirefox
- 2010年3月28日 13:30~13:40頃に検索
「アメブロ seo」でGoogle検索
アメブロは1位、私のエントリーは10位でした。
10位の下にブログ検索の結果も表示されていますけど、エントリーをアップロードしたあと、ココにも入っていました。時間がたつと新しいブログのエントリーで上書きされていきます。
「アメブロ seo」+「強い」or「弱い」でGoogle検索
まず「アメブロ seo 強い」の検索結果です。
アメブロが1位でインデントが2つになりました。3位に私のエントリーがありますけど、5~6位に関連する被リンクがランクインされています。
3、5、6位から、私のエントリーへトラフィックが期待できますので、検索結果10位の内、3つの順位を頂いたことにもなります。
では「アメブロ seo 弱い」では、どうなるでしょう?
1位に表示されましたけど「アメブロ seo」のことを書かれてるエントリーは、ほとんどがアフィリエイト(情報商材)ですので「アメブロがSEOに強い」ことは書かれても「弱い」っていう単語は出てこないのです。
10位以内にぜんぶで6つ、Twitterも入っています。ちなみに、ジサクジエンの被リンクはしていません。
「アメブロ アクセスアップ」でGoogle検索
「アメブロ アクセスアップ」ではランクインしていません。
見ていくと4ページめにありました。検索結果のほとんどが、一つの情報商材のリンクベイトで、タイトルまで同じページもありました。
ほかにも「アメブロ 集客」「アメブロ 集客 アクセスアップ」「アメブロ SEO 集客」もありますけど、これらのランキングには、ほとんど意味がありません。
ランキングではなく「アクセス解析からみるSEO」
前のエントリーでは「具体的にどうしたらいいの?」を書いてませんでしたので、今回は私が実務で見ている方法を一部ご紹介いたします。
※「一部」は、自社の解析ツールも使ってるって意味です
タイトルにキーワードをたくさん入れた理由は?
6つのキーワードを入れた理由は、Googleの月間検索ボリュームが少なすぎるからです。
数値が小さすぎてトラフィックが見込めません。
思いつきで「アメブロ seo」で上位表示をさせようとするのではなくって、先に需要を見ることも大切です。
ターゲット キーワードは需要から見ます。
「上位表示で10位以内!」でも、トラフィックは?
SEOの効果は順位ではなくってアクセス数です。
私もビッグキーワードやミドルキーワードは、手動で検索順位を確認することもありますけど、月に数回です。
Google Analytics の「トラフィック」から「キーワード」より、アメブロ、ameblo、ameba でフィルターしています。
ランキングは10位や1位もありましたけど、スモールキーワードですので、検索からのアクセスはほとんどありません。
「アメブロ seo」では10位でしたので、1位になったらもっとアクセスがある!って思いたいですけど、1日のセッション数は100も行かないはずです。
SEOの効果はトラフィックの結果から見ます。
ターゲット キーワードを決めるときの指標は?
Webサイトの運営をはじめて、検索エンジンにインデックスされると、Googleでは検索されたクエリをウェブマスターツールからみることができます。
左の列はGoogle検索で表示された順位で、右はクリックされたときの順位です。表示では47位や33位もありますけど、クリックは別のキーワードで10位以内がほとんどです。
左の列は、Googleが検索結果を表示してヒトが見てるWebサイトの内容で、右はクリックされた結果です。右の結果も重要ですけど、ランキングが低くても見られてるキーワードが大切です。
上のキャプチャーは、このブログですのでターゲットはありませんけど、ECサイトやサテライトでは、左の列にあるキーワードからランキングの低い組み合わせをキーワードツールで調べてください。
ターゲットにするキーワードは、完全一致でローカルの月間検索ボリュームが1万回以上がミドルキーワードといえます。
まとハズレなキーワードの組み合わせになったり、何もワカラナイときは、しばらくショップやブログを運営してみましょう。
ウェブマスターツールはキーワードのヒントになります。
※ご注意下さい※
ウェブマスターツールのキーワード公開や、信用できないアカウントと共有してはいけません。ライバルに見られたら、対策されてしまうからです。
Yahoo!は「サイトエクスプローラー」で少しだけ確認
Yahoo!はGoogleみたく高機能なツールがありませんので、サイトエクスプローラーでインデックスや被リンクの確認だけです。
前回のエントリーは、Yahoo!にもインデックスされたみたいです。
「被リンク元のページ」をクリックして見てみます。
※ソーシャルブックマークの個人名と思ったタイトルは修正してます
被リンクが「193件」になってますけど、Yahoo!のクローラーから見たいろんな被リンクです。数値の大きさより、リンクされたことを見て安心したり喜んだりするくらいでイイと思います。
このように無料のアクセス解析で経過や結果を確認できます。
手動の検索や自動ツールでは「ひとつの検索順位」しか見えません。ブラウザの違いやGoogleアカウントのログイン、クッキーによって、見た目の順位は変わります。
ランキングも重要ですけど、検索結果からは「点」しか見えません。アクセス解析から見たトラフィックで、本当のSEO効果を分析しましょう。
Yahoo!のSEOは「ルートドメイン」の効果?
最後にもうひとつ、Yahoo!でSEO(?)の経過です。
仮説で「ブログがYahoo!からアクセスが少ない理由は、ルートドメインからのリンクが少ないから?」としました。
Yahoo!オーガニック検索のトラフィック
ルートからブログのカテゴリへ直接リンクすることで、Yahoo!のインデックスアップデートの日からトラフィックがふえました。
3月27日までの経過がコチラです。
「トラフィックが2倍!」って書くとスゴそうですけど、1日平均120セッションが250になっただけです。1日3,000セッションの中で130アップしたくらいのアクセス数は、ほとんど影響がありません。
でも、Yahoo!の検索からのトラフィックは通販やアフィリエイトに効果的ですので、ほかの参照元のトラフィックと比較はできません。参照元がYahoo!の検索になってるアクセスの、クリックやコンバージョン数を見ることが大切です。
ルートからのリンクがインデックスに関係!?
1月にボスが「偶然」とられてましたw、サイトエクスプローラーのキャプチャーです。
- 検知されたページ数:約21
- 巡回されたページ数:約2
ほかのデータも変化しますけど、トラフィックはインデックスとクロールが重要です。
- 検知されたページ数:約963
- 巡回されたページ数:約814
ホントにあるページ数は、約600ページです。
キャプチャーの画面は「インデックス統計」で、サブディレクトリ(mysite.jp/account)のような構造のWebサイトからは見ることができません。
インデックス統計
「インデックス統計」では、YST(Yahoo! Search Technology)に巡回(クロール)されたサイト内のページ数や被リンク数、外部へのリンクしているドメイン数などをご確認いただけます。
このサイトは、サブサイトのため、当メニューの機能をお使いになれません。 サブサイトとサブサイトで利用できない機能については、「サブサイトについて」(Yahoo!検索 サイトエクスプローラーヘルプ)を参照してください。
- 引用元:インデックス統計 - サイトエクスプローラー - Yahoo!検索 -
サブディレクトリのWebサイトでは、インデックスの状況は見えますけど、クロールされたページ数やリンクについては見えていません。
見え方のちがいだけで、今回のアクセスアップとは関係ナイのかも知れません。でも、もし関係があるのなら、ドメインとしてのインデックスとサブディレクトリとしてのインデックスでは、Yahoo!検索での取り扱いがちがうの「かも?」っていうことです。
仮説ばかりで根拠がありませんので、やっぱり私はYahoo!のSEOは考えませんけど、一度公開したデータですので、結果がよくなっても悪くっても引き続きレポートに入れて、また公開します。
※私は、都合のイイ数値だけの公開はしません
次回は「毎日3,000人集客するブログ(仮)」と思います。
Yahoo!SEO(?)の経過もお楽しみに :)
レポートの数値(Google Analytics)は @boss_ のご招待で、アクセス解析のデータを有名な方たちもリアルタイムで見られています。
» SEOブログ「SEOもっと!」の @seomotto さん
» 口コミ発信ブログ「モノ人」の @suganeseo さん
» 経営コンサルタント「止まらずに走れ」の @dmatsu さん
» Webデザイナー「渡辺大祐ブログ」の @dw5 さん