アフィリエイトではなくてもイイのですけど、発リンクのクリックは何ていうキーワードで(またはどこから)の訪問?を調べる方法です。
外部サイトのコンバージョンはとれないので「クリックで見よう」っていう考え方からです。
初心者の方でも、Google Analyticsが入っていたらカンタンにできるので、ぜひおためしください :)
Analytics用の「onClickイベント」を設定
その前に、Google Analyticsのトラッキング コードが</body>の直前にある場合は、<body>のすぐあとに移動しましょう。
先に「ga.js」が読まれていなければデータがとれません。また、古いコード(urchin.js)でもとれないので、今年の2月より前に設定されていたら確認してみてください。
- Google Analyticsへログインして、サマリーから「編集」
- プロファイルの設定から「ステータス確認」
- 「新しいトラッキング コード (ga.js)」を確認
実際にトラッキング コードが使われているページとくらべてみてください。業者さんやシステム エンジニアさんが設定されている時は勝手に変更せず必ず相談しましょう。
新しいコードの方がいろいろできるので楽しいですよ :)
設定は「リンクタグに付けたす1行」だけ
発リンクの「<a href~」にonClickイベントを書きます。
こうなってるリンクを
<a href="http://外部へのリンク">
こうします
<a href="http://外部へのリンク" onclick="pageTracker._trackEvent('Affiliate', 'seo-book', 'No.02');">
表示が2行になってるかもしれませんけど「~リンク" onClick=」のように、半角のスペースを入れてつづいています。コピー&ペーストして編集してください。
カッコの中が取れる情報です。
- Affiliate … (カテゴリ)アフィリエイトのリンク
- seo-book … (アクション)SEOの本
- No.02 … (ラベル)2番目のリンクっていう意味にしました
名前は何でもイイので、分類を考えて変更しましょう。内部リンクもわけるときは、こうした方がイイかもしれません。
- ex-link …(カテゴリ)外部リンク
- Affiliate … (アクション)アフィリエイト
- seo-book … (ラベル)SEOの本
「カテゴリ」と「アクション」の2つは必須なので、データを整理するために考えて設定してください。
Analyticsのトラッキングコードが2つ以上ある場合
海外SEO情報さんで紹介されていたAnalyticsのトラッキング コードを複数入れる方法の、たとえば「firstTracker」で見るときはこうです。
<a href="http://外部へのリンク" onclick="firstTracker._trackEvent('Affiliate', 'seo-book', 'No.02');">
Analytics から「イベント トラッキング」を見る
マイレポートの左にあるメニューより「コンテンツ」から「イベントのトラッキング」をクリックすると、データが表示されます。
1~3は、onclickの設定で使った分類でわけられています。
Google Analyticsを使いこなしているヒトは、とれたデータを見ていくと直感でわかると思います。「設定」と「見方」はこれでおわりです。
では次に、実際にとれたデータを見ていきます。
Google Analyticsでもとれる「発リンクのクリック数」
先に設定したリンクを「イベントのトラッキング」で見るとこうなります。
ボスのブログ(内部SEO特化でアフィリエイト)より、やっぱりモザイクです。見づらくてゴメンナサイ
6月27日に設定したので、次の日から28日間のデータになっています。
「イベント数」と「イベントによるセッション」とは?
(1)のサマリーを説明します。
- イベント数 … クリックされるまでのページビュー数
- イベントによるセッション … クリック数
- イベント/セッション … ページビュー÷クリック数
イベント数がちょっとわかりにくいですけど、イベント(trackEvent)が呼ばれなければ集計には出ないので、クリックされた時にページビューが何回あったかをカウントしています。
イベント/セッションは、クリックまでの平均ページビューをあらわしています。
上位のイベント(イベント アクション)
(2)は設定した「カテゴリ」で、(3)は「アクション」です。
サマリーを見ると、どのリンクがクリックされているのか、すぐにわかります。
このグラフは何?
ボスのブログにはってあるアフィリエイトのイベント数です。
「Left_」は左カラム、「Link」と「Value」はアフィリエイト(ASP)の名前、「non」はアフィリエイトではないリンクです。
このデータによると、1日あたりのイベントが呼び出されたページビュー約84に対して、クリック数は40回くらいっていうことになります。
※グラフ左上の「イベント数」タブをクリックすると「セッション」に切りかえできます。
ココではカテゴリを表示しています。イベント数が2列ありますけど、左がイベント(表示)数で右はセッション(クリック)数のハズなので、Googleに報告しておきました。
また、このデータでは16種類のアクションをつくっているので、ひとりでいくつもクリックされている可能性はあります。
アフィリエイトで稼げるキーワードを見る方法
キーワードや参照元を見るときは「カテゴリ」「アクション」「ラベル」のどれでも見ることができます。
上の画像の「1.Left_link」をクリックすると、Left_link全体が一覧表になるので、ディメンションからキーワードを選びました。
「Left_link」全体のキーワードがランキングで表示されます。
1位はCookieの情報がない(not set)なのでわかりません。
2位は、Google AdWordsのキーワード ツールでローカルの月間検索ボリューム23,000のミドル キーワードです。今見るとボスのブログはGoogleで6~9位でした。
※ブラウザやGoogleログインでランキングがちがいます
3位より下は、月間検索1,000未満だったり不明になるくらい少ないスモール キーワードです。
ミドル キーワードは、内部SEOだけではねらって取れるものではないのですけど、メーカーの中に混ざって表示されているので、アフィリエイトを通っていただくために、とっても有効です。
スモール キーワードは、この一覧では6位までしか表示されていませんけど、ほかにも248種類のスモールキーワードがあります。
(not set)とミドルをのぞいたスモール キーワードの合計は514セッションなので、全体の70%がスモールっていうことになります。
コンバージョンまでのつながりは取れませんけど、このスモール キーワードの中で、上位にあるものを内部SEOで強めたり、被リンクをねらったページのタイトルに入れることで、クリックされるために有効なキーワードを強化することができます。
アクセス解析とセグメントの重要さ
今回は言いかえると「集客後の外部への導線」を見る方法でした。
私はお仕事でアフィリエイトのサイトをつくることはないのですけど、「提携先とアフィリエイト(ブログ)」にはない、どちらも自由に変更できる「ECサイトとサテライト」に置きかえて見ています。
業務では有料の解析ツールを使っていますが、キーワード検索からのコンバージョンはホントに多いです。
テーマによってちがいますけど、SEO(対策)はキーワードの分析からはじまります。アフィリエイトでも解析することでセグメントするカテゴリーや大きさが見えてくるので、小さなことも見逃さずに分析を繰り返すことが重要です。
広告宣伝費を大きくかけてたり、2ちゃんねるで炎上して集客するのもイイですけど(ヨクナイですが)、1万アクセスで1コンバージョンも100アクセスで1コンバージョンも同じです。
費用や時間をムダに使わないために、効率を考えて濃くしましょうっていうことでした。
ビッグキーワードはムズカシイ上に不安定です。ミドルキーワードも規模に合っていなかったら同じです。
SEOだけで集客していると不安定ですし、短期間で集客して安心を買っても長くはつづきません。
被リンクを買う検索エンジンスパムも効果がうすくなっているようなので、ホンキでキーワードと関連性を考えたWebサイトづくりを考えることが、今後はもっと重要になって行きます。
こんにちは。いつも興味深く拝見させて頂いております。
少しお聞きしたいのですが、
>Google Analyticsのトラッキング コードがの直
>前にある場合は、のすぐあとに移動しましょう。
と書かれていますが、これはの中に別ファイルでおいてもよいのでしょうか。
何卒よろしくお願い致します。
スミマセン、本文にタグを書いたので消えてしまっていますね…
「</body>の直前にGAのコードがある場合は、<body>のすぐあとに移動」は、イベントを集計するために、先にトラッキングコードがブラウザで読まれていないと集計されないためです。
ほかの動作は私よりもJavascriptにくわしい人がたくさんいますので、Yahoo!知恵袋などでお聞きになられたほうがイイと思います :)