自社名やブランドが悪く書かれてるページが検索順位の上位に来てしまっているとき、どうしたらイイのかを書きました。
風評被害対策「逆SEO」とは?
検索すると、被リンク販売.jpで有名なディーボさんから「ブランドガード」っていうサービスがリリースされていましたけど、ページがなくなっていました。もうやめたのですね。
スピンジャパンでのご意見です。
みなさんスパムだって言われていますけど、なぜスパムなのかは手順を考えるとカンタンに想像できます。
ムリヤリ検索結果を操作することになるので、この時点で検索エンジンスパムです。それをするためには、被リンクを機械的に増やしたり、内容の無いWebサイトをたくさんつくることになるので、やっぱりスパムです。
スパムにならない風評被害対策
私が考えた方法がはじめの4つで、あとの3つはボスです。
自社ドメイン以外でも有益なコンテンツをつくる
たとえば私なら「pillcase.com」以外にもドメインを登録して、それぞれにオリジナルのテーマを持ちながらブランド名や自社名が必ず入るWebサイトを立ち上げます。
サブドメインでも検索結果では別サイトとされることもありますけど、安いしですし色んな意味でw、TLDを持ちます。
単純にページをわけるだけでは意味がないので、その商品やイベント、コンテンツを特化して強くみせるサイトにします。
イメージとしては支店や出店みたいな感じです。
プレスリリースを毎月1回以上出せるようにする
SEOタイサク業者がよくやっていますけど、ちょっとした変更(バージョンアップ)でリリースを出したり、見積もりツールをFlashでつくったりブログパーツにしてリリースをうちます。
ホントに話題性があれば、大手のニュースサイトは無料で掲載してくれますし、有料のリリース専門サイトはお金を払えば配信してくれます。
※Google検索[リリース 配信]でたくさん出てきます
メルマガの配信スタンドを利用する
「まぐまぐ」です。読者はいなくてもイイので配信して、ホントに活用するつもりで運用しましょう。自社のアップデート、ブランドの活用事例など、ご商売ならば発信したいことはたくさんあるはずです。
(私みたいにプチほったらかしにしないように・・・)
まぐまぐはGoogle検索の評価が高いですし、有料ですけどメニューからメルマガの広告を消すこともできます。
ブログをつくってマジメに書く
担当をつけて、WordPressなどをドメインに入れて本気で書きましょう。独自ドメインのブログは検索エンジンからの評価が高いので、自社サイトへ発リンクを忘れずに。
文章を書けるヒトが多かったりネタがたくさんあるなら、担当者の個性やセグメントでサブドメインでわけると、より効果的です。
ブログはテクノラティに登録します。こちらも検索エンジンからの評価が高いのです。
自演しすぎはダメですけど、Buzzurlでみなさんから登録されるようなコンテンツづくりも有効です。
以上が私が書き出したものの説明でした。
次にウチのボス(上司)が考えた方法です。
まずはメールでWebマスター各位へ連絡
自社やブランドを悪く書かれているWebマスターへの問い合わせをメールでします。この時、必ず自社ドメインのメールアドレスで発信して、お名前や所在地、電話番号などをメールの署名に入れます。
上位に来るほど濃いコンテンツならば「消して」と言われてもWebマスターは納得しないでしょう。まずはメールで要点を伝えます。
- 簡単に自己紹介と自社紹介
- 現状報告をできるだけくわしく
- どうして欲しいのか希望を書く
- 相手先のコンテンツをよく理解していることを書く
- 自社やブランドの今後の方針を明るく説明
同報メールではなくって、ひとつひとつ送信します。内容もできるだけ変えてオリジナルにしましょう。
メールの返信がないときは「電話をするので連絡先を教えてください」とメールで伝えます。それでも返信がないときは「時間はかかりますけど、サーバーの管理会社へ問い合わせて直接おうかがいします」というハッタリを送信しますw
個人情報保護の法律があるので、まず教えてくれないでしょう。精神的に追いつめるって言ったら言い方が悪いですけど、心理作戦のひとつっていうことにしてください。
該当するコンテンツだけにnoindexを入れる相談
meta情報、robotsにcontent="noindex"してもらえるようにメールで相談します。Web制作の知識があるヒトだったらできますし、数ページ入れるだけなら何とかしてくれるかも知れません。
でも、この方法でページひとつが検索結果から消えても、トップページからリンクされていたり、内容そのものがトップページだったらムリだと思います。また、Webの知識がなければ意味さえわかってもらえないかも知れません。
レンタルの無料ブログだったらまずムリと思ったほうがイイです。
※FC2、Seesaaブログだったらカテゴリでわけるとできます
遠回しに金銭が要求できそうな誘導をする
そういうことですw
風評被害対策「正しい逆SEO?」まとめ
正しい逆SEOなんてナイ
ぜんぶスパムです。同じと思っても「検索順位を先」に考えるとスパムで「コンテンツを先」にすると(正しい)SEOに近づきます。
スピンジャパンのディスカッションにもありましたけど、風評被害かホントのことかは、受けられたご自身や社内でわかっているはずです。
ウソをついたり、悪いところ、信用をそこねるようなことがあったから事実としてみなさんに支持されて、それが検索結果にあらわれているのです。
ウソ情報に被リンクは増えない
検索エンジンスパムやイヤガラセはのぞいて、ウソの風評にたいしてリンクするヒトは少ないです。これは、リンクをしたWebマスターやブロガーの信用にもかかわるからです。
私は意識してやっていますけど、自分が信用しているWebサイトや情報にしかリンクしませんし、そういうWebサイトは文字通りナチュラルリンクを頂けます。
ウソには(質の良い)バックリンクも数も増えません。
「攻めのSEO」と「アタリマエの交渉」
私が書いたことは「自社関連サイトを検索エンジン最適化する」ですけど、検索結果を独占する目的で実行するとスパムです。必ず社内から、何かを発信する(したい)ことが先になります。
ボスの3つは(ちょっと黒いですけど)「本当に風評被害だったらまずはフツーにできることをやる」。それから弁護士に相談して裁判までするっていうことです。
逆SEO=逆検索エンジン最適化
自分でスパムって言ってるようなものですよね。逆最適化です。
マーケティングっていう、情報発信のために検索結果の露出を考えるのではなくって、検索順位だけを気にするからスパムになるのです。
ものたりない場合は、評判管理のSEOmoz(翻訳)記事がありますのでWeb担もどうぞ。
上位表示されているWebサイトが検索エンジンスパムの場合は、Googleに直接連絡しましょう。
- 不正な検索結果の報告(Google)
ホントに風評被害だったら風に飛ばされて消えてしまうはず。
ムリヤリどうにかする前に社内をどうにかするのが先だと思います。
今回のエントリーは、私宛(pillcase.seo@gmail.com)で受信したスパムメールへの返信です。宛先と発信もとが同じで、私のメールアドレスはBccになっているみたいだったので返信はしませんでした。
このようなやり方でメールを送られるっていうお考えや方針が信用にかかわっているのではないでしょうか? と、ウチの上司が言っておりました。(私もそう思います)
要は魅力あるコンテンツを作ることがSEOの何よりの対策なんですね。
ディーボさんのサービスはスグになくなりましたね。。。