今回のエントリーは答えがわかりません。
どこまでがGoogleのガイドラインにある「有料リンク」で、どれが有料リンクにならないのか? いっしょに考えて頂いて、できれば答えやディスカッションを頂けたらと思います。
有料リンクに関するエントリー
pepeさんが Sphinn Japan Blog に書かれたエントリーで思い出したので書いて行きます。まずは参考になるエントリーを3つ。
- 成果報酬のSEOもリンク売買ではないのか?|Sphinn Japan Blog
成果報酬業者だけではなく、ビジネスエクスプレスなどの有料審査のリンクについて。(執筆:pepeさん) - リンク販売は是か非か|Sphinn Japan Blog
「SEO業者が率先してスパム行為を行っている」という、検索エンジン最適化ではなくってジャマについて。(執筆:鈴木さん) - どんなリンクがグーグルに目を付けられるのか――僕ならリンクは買わない(前編) | Web担当者Forum
有料リンクについての詳しい説明や考え方。1年前の記事ですけど、今でも同じだと思います。(執筆:SEOmozブログ)
みなさん詳しく書かれていて、私も理解しているのですけど、もっと広く見た時にわからなくなります。
何が有料リンクで何がちがう?
リンク販売業者はGoogleで検索すると出てきますので、こちらやこちら、ここやここからご参照ください。※私のカンチガイだったら訂正しますので、お手数ですがメールでお知らせください(pillcase.seo@gmail.com)
リンク販売業者にペナルティはない?
ないみたいです。検索結果に表示されますし、PageRankも表示されていて、ウェブマスターツールの有料リンク報告をしてみましたけど何も起こりませんでした。
これは実際に発リンクしているWebサイト(ページ)がなければダメなのだと思います。
購入(レンタル)したリンクには、もちろんnofollowは付いていませんし、付けていたらサギになってしまうかも知れません。そう考えると、「違法ではない」っていうイイワケが通ります。
ペイ・パー・ポスト(PPP)は有料リンク
今年の2月にあった、Google(Japan)がやっていたPPPが有名です。CNET Japanで詳しく、わかりやすくまとめられています。
Google(Japan)がPPPでブログマーケティングをしていて、米GoogleからPageRankを下げられたというものです。
これは、リンクに nofollow がついていたら大丈夫だったのですけど、PageRankを転送していたのでダメということでした。
ディレクトリ登録のための有料審査
Sphinn Japan Blog では「これも有料では?」という指摘をされています。私もそう思うのですけど、最初にリンクしたSEOmozのライターさんが書かれた記事ではこう考えられています。
結局のところグーグルは、強い編集ポリシーを持っているディレクトリからのリンクなら認めるだろうということだ。
信用やオーソリティをGoogleが見て、ホントに良いリンクだからっていう基準がわかりません。審査は有料でも登録は無料(?)です。
有料広告や有料記事
画像広告だけでなくってテキストリンクも「広告」として販売されています。ほとんどが短期間ですけど、中には年間契約もあります。これらに nofollow がついていたリンクを私は見たことがありません。
最初のリンク販売業者と、どう違うのかわかりません。
また、レビューなどで有料でニュースの中に記事を書いてもらえるページもありますけど、もちろん nofollow はついていません。
アフィリエイト(クリック報酬と成果報酬)
私が今ひっかかっているのはココで「クライアントさんのECサイトへPageRankを転送してくれる(nofollowや302リダイレクトではない)アフィリエイトASP」を探しています。
良いところが見つからないので、まだ契約をしたことはないのですけど、これも有料リンクではないでしょうか。
クリック報酬はPPPと同じですし、成果報酬は結果として有料でリンクをしたっていうことになるはずです。
でも、渡辺さんがBuzzurlで書かれたコメントでは、(成果報酬のアフィリエイトは)OKっていうことになります。
ちゃんとアフィリエイトに SEOをのっけてるね。もちろんこの方法は全然、問題ない。Amazon もやってること。
- 引用元:Buzzurl [バザール] / ソーシャルブックマーク -
こちらは「EC studio」のアフィリエイトでクリック報酬ではありませんけど、SEOがのる(PageRank転送、リンクジュースが渡される)ことは有料リンクではないのでしょうか。
Web制作など業者への外注やコンサル料
私が今お仕事でやっていることです。
Web制作は他の業者さんへ依頼したり、私も制作に参加します。もちろん費用をお支払い頂いているので有料です。
JavascriptやFLASHを使ったブログパーツの制作をお願いして、それを使うとリンクができます。noscript や FLASHをはるソースにテキストリンクを使うと、これは有料のリンクになるのでしょうか。
また、リンクビルディングを考えるとき、相互リンクや公共機関への広告掲載(有料)も問い合わせたりしますけど、私は業者として費用をお支払いいただいています。
私が人件費をもらって外部リンクを書くのは有料?
もっと考えると、私はボランティアではないので、会社から給与をいただいています。このブログは非営利ですけど、業務時間中に書いているので外部リンクを書いたら有料でしょうか。
私がクライアントさんの事務所やお店で外部リンクを書いても同じことだと思うのです。業者と社員の違いで、有料の考え方はかわらないはずです。
有料リンクの判断はどこ?
最後はちょっとヘリクツっぽかったですけどw、ここまで書いたカテゴリーで「これは有料」「これはちがう」とハッキリ説明できないものが多かったです。
- リンク販売業者にペナルティはない?→「ない」
- ペイ・パー・ポスト(PPP)は有料リンク→「有料」
- ディレクトリ登録のための有料審査→「OK」
- 有料広告や有料記事→「?」
- アフィリエイト(クリック報酬)→「?」
- アフィリエイト(成果報酬)→「OK」
- Web制作など業者への外注やコンサル料→「?」
- 社員が人件費で外部リンクするのは有料?→「?」
アフィリエイトは2つにわけました。ハッキリ「有料リンク」なのは、米Googleが判断した「2」になります。
「1」はちょっと意味がちがうのではずして、SEOmozや渡辺さんを信じて「OK」もはずすと、私がわからない残りはコレです。
- 有料広告や有料記事
- アフィリエイト(クリック報酬)
- Web制作など業者への外注やコンサル料
- 社員が人件費で外部リンクする
いろんなSEOの情報は読みましたけど、答えがみつかりません・・・