SEO担当としてブログを書いていますけど、ホントはWebマーケティング担当です。なぜ私が「SEO担当」なのかを上司(ボス)からミーティングの時に説明頂きました。
SEOはチームワーク、またはフレームワーク、私の会社の方針でいうと「スタンドプレーのリンキング」
Webマーケティングの役割分担
『ほったらかしSEO』にあった「ファイナルファンタジーにするとわかりやすい」ですけど、私はゲームをしないので説明を頂きました。
■FF(1)に例えると
- 黒魔導師
・・・Webデザイン(広く強い上級攻撃魔法)- 白魔導師
・・・SE(全体を底上げする上級回復魔法)- 赤魔導師
・・・マーケッター(黒白低級魔法、支援と直接攻撃)- 戦士
・・・営業、接客スタッフ(前線で直接攻撃)
ローカル(オフライン)では、戦士さえいれば黒魔法だけで商売が成り立ったが、オンラインは魔導師で特化するため、戦士を兼ねた赤魔導師が必要となる。
引用元 - 会社のメーリングリストより
おバカな会社と思わないでくださいw ゲーム好きな人が多いので、こうした方がわかりやすいという例です。
オンライン(Web)では戦士ではなくって、CSSや(x)html、スクリプトや仕組みがある程度わかっているマーケティング担当者が必要(私がそうなるよう)と言われています。
ここからはぜんぶ「SEOを中心にしたとき」または「SEOはどうしたらいいの?」で書いています。
中小企業のECサイトでのWebマーケティング
どこまで中小で大企業かはわかりませんけど、ECサイトに関わっているSEとデザイナーが各1人以上いる場合としてください。
※ちなみにボス(サラリーマンです)の会社がこれにあたります
オフラインがメインの営業

カンタンすぎますけど、営業や接客の現場で販売するとこんな感じだと思います。オマケみたいにデザイナーが入っているのは、カタログをつくったり新聞や雑誌に広告を出すときのことです。
ここでは、営業マンや接客スタッフのヒト、そして企業の知名度やお店の雰囲気が売上げにかかわります。
検索マーケティングをメインとしたEC戦略
絵の上下左右は関係ありません。市場にセッショクする時に、どういうカタチになっているのか説明されたことをもとに絵にしました。

市場に対していちばん近い(目にふれる)のはWebサイトのデザイン、レイアウトで、ショッピングカートや顧客管理を支えているのがシステムになります。
ここには「マーケッター」が入っていますけど、デザインまたはシステム担当の方がSEOを兼任していることもありますが、なぜマーケッターが必要なのかは情報の量と質です。
デザイナーがその情報収集をすると、カンジンな接客と営業の現場に遅れが出たり競合についていけなくなったりします。
SEが同じようにすると、ユーザビリティへの考えがたりなかったり、技術者のオリジナルや処理速度の改善などが遅れます。
それらに特化して頂くためにマーケッターが存在しているのですけど、検索マーケティングを取り入れていないヒトでは売上げを大きく伸ばすのはムリです。ムリではないですけど費用がたくさんかかるので、目的になる「利益」が減ります。
そして、この3つの担当がいなければ「効果的なSEO」(対策)はできません。ウワベだけだったり時代遅れに・・・ サーチエンジン、特にGoogleは日々進化しています。
それについていくのは、YouTubeを見てたり、DHCやジャパネットで買い物をしてヒマそうに見える私みたいなヒトにまかせてください。
※遊んでいるわけではありませんよ
たとえば、私が集めている情報の中でSEOだけでも1日10~50の記事が勝手に収集されてきます。SEMならば20~70くらい、マーケティング全般になると100~200です。これを午前中の2時間で読みます。
ここで最新の情報、SEMに関係することを知っているのはマーケッターです。(名前はなんでもイイですけど)
その情報を信じて施工して頂くのが、SEとデザイナーなのです。
そこにはチームワーク、フレームワーク、時にはスタンドプレーが必要ですけど、何が目的なの?と聞かれたら「利益」です。
利益のために売上げ、売上げのためにチームワークが必要で、それを強化して支援するのが情報(マーケッター)で、私がSEO担当になっている理由です。
個人事業レベルでのWebマーケティング
私の会社がやっている、SEOを中心にしたECサイトの販売支援です。コンサルティングやアドバイスって言われることですね。
※3月1日に増資され、社名変更があったのでD社になっています

アウトソーシングばっかりですw
「外注」でSEOのキホンを理解して頂いていたら良いのですけど、そういう業者さんはまだ見つかっていません。
見つからないなら自分でやる。
これが会社の方針で、私はもともと知識がないので、デザインが少しでもわかるようにCSSや(x)htmlを勉強しています。
ボスは昔のhtmlとperl(CGI?)が少しわかってらっしゃいますけど、古すぎてダメらしくって、今は、Ajax(Javascript?)を勉強されています。
これは外注しないっていう意味ではなくって、どう伝えたらいいのかわからない、何ができるのか知っておかないと失礼だしムダが多くなるから、っていう考え方からです。専門になる必要はないけど、理解しておくことが重要っていうことです。
SEOを中心にしていると、シゼンにSEMにも応用できますし、SEMの効果がでてきたときには、そこからオリジナルのWebマーケティングにできて「売ってくれる業者」になれます。
利益が目的ですから、そのために「今」何をするのかをケイゾクして施工したり提供しています。
具体的なSEOの施工例
WebデザイナーさんとSEO
たとえばSEMリサーチさんのようなコンテンツをつくってほしいと言ったら、もっとキレイにつくって頂けると思いますけど、目的は情報発信なのでテキストベースがイイです。
こちらのヘッダーとメニューはぜんぶテキストです。メニュー一番右の「お知らせ」のリンクにnofollow属性がついている理由は、重複コンテンツになることをさけられています。*
フッターには「サーチエンジンマーケティングポータル」という文字で発リンクされていますけど、ポータルという文字はアンカーテキストの要素に必要ないのでリンクからはずされています。
見だし(h12~)がムダなく配置されていることも最適化です。
[2009-03-10 13:45:27 追記(訂正)]
*SEMリサーチさんの「お知らせ」nofollowは、重複コンテンツを防ぐのではなくって、カテゴリーとして重要ではないからに訂正いたします。
システムエンジニアさんとSEO
主に解析や動作の部分になりますけど、GoogleAnalytics(Javascript)をそのまま貼るのではなくって、外部にして呼び出して欲しい場合。
ここまでは私でもたぶんできますけど、ASP.NETなどでサーバーに置いてインクルードでフッターに置くとき私にはできません。
解析はSEOだけでなくWebマーケティングで一番重要なところなので、最優先でやって頂きたいのですけど、伝わらず後まわしになってしまうと、集客(最適化)に遅れがでてしまいます。
一例でしたけど、SEO担当を信じて実行して頂くことで効果は出ます。その効果をレポートにして報告することが私のお仕事です。
やったら効果があった、だったらもっとやってみたくなりますよね?
こういう協力と理解と信頼がSEOのはじめの一歩です。
絵で見る最適化「SEOフレームワーク」とは?
黒魔導師、白魔導師、赤魔導師、のチームワークがSEOには必要ということでした。(こうすると私にはビミョウなのですけど・・・w)
SEO(検索エンジン最適化)は、ロボットがクロールしやすくすることで、100%に近づこうとするリバースエンジニアリングのようなものでパーフェクトはありません。
それは、検索エンジンがヒトに対して最適化しようと100%に近づこうとしている(良い意味での)ソーシャルエンジニアリングなので、やっぱりカンペキはありません。
SEO(SEM)のないWebマーケティングは、100%を0(ゼロ)にした時のそれ以上の部分でヒトに感動をあたえたり、便利さ、有益さを提供できますけど、今までどおり費用がかかります。
これに0から下(100%に近づける部分)を取り入れることで、今までみたことのない魔法を体験できるのです。SEO(SEM)はそのくらい重要でおもしろいマーケティングの戦術です。
まとめると「売るヒトと検索エンジン」どちらにも必要なことがヒトへの最適化で、Webマーケティングの基盤になります。
一番大切なことは他人(お客さま)への『こころの最適化』です。
- 京都のSEOコンサルタント松尾さんの動画をお借りしました
(ゲームつながりということで・・・w) - 今回の記事は会社のみんなに協力してもらいました
- SE関連の部分がよくわかりません。ヘンだったらゴメンナサイ
- ご意見などはぜひ、色んなSEOヘンタイ マーケッターさんが集まるスピンジャパンでもお願いします。(もちろんブログのコメントでも)
<参考にさせて頂いたエントリー>
- 自社に合った SEO フレームワークを考える / アイレップの SEO スタンダード - japan.internet.com コラム
- SEOスキルとマリーシア・考え方:SEOフレームワーク・SMOガイド - CNET Japan
- SEOはエンジニアとWeb担当者のチームプレー | Web担当者Forum
こんにちは。
デザインの外注ってかなり大変です。Webデザイナーもピンキリで、SEOをきちんと理解してコーディングできる人ってやっぱり限られてきますから・・・。できれば社内でまかなうか、優秀な人を近くにおいて、綿密に情報交換しながら進めたいと言うのが私の本音です。FujiiAkieさんデザインもがんばってください!
>ASP.NETなどでサーバーに置いてインクルードでフッターに置くとき私にはできません。
後は余計なお世話です。ASP.NETは一般向けのサイトではお勧めできません(企業向けシステムならいいですが)。ご存知かもしれませんが、Windowsサーバのホスティングサービスは非常に少なく、高額になってしまいます。一般的にIIS(Webサーバ)は攻撃されやすいので、自社にサーバを置くのは個人的にはやめた方が良いと思っています。
SE(プログラマ)を選定する際は、PHP+MySQLを熟知しているかどうかを、1つのポイントにされるのが良いかもしれません。
「Webマーケティングの役割分担」を「ファイナルファンタジーにするとわかりやすい」、非常にウケました。たしかにわかりやすい!
なかなか興味深いコンテンツのブログですね。ちょくちょく拝見するようにいたします。今後のポストが楽しみです!
やすださんまで、ファイナルファンタジーなのですね・・・w
アユダンテの伊藤さんに「はやく続き書いて!」ってお伝え下さい!
システムエンジニアから見たSEOを楽しみにしています^^
私はデザインやったことないので、たぶんできませんw
CSSのレイアウト(LPOや導線?)の見せ方や色や明暗をこまかく見るように、と言われているので、ホントにちょっとかじるくらいになっちゃうかもです。
とってもカンタンにすると、クライアントさんに賢威をご購入いただいて、カメラさんとデザイン会社に発注する感じになると思います。
ASPはボスの会社がそのIISっていうシステムで、動的なURLが勉強になるというたとえになります。実際にはPHPになると思うのですけど、目的への戦略から考えるとASPは必要なので、すごく不安・・・w
P.S.スピンジャパンでディスカッションの「feeling-lucky」さんはボスです。
>クライアントさんに賢威をご購入いただいて、カメラさんとデザイン会社に発注する感じになると思います。
なるほど。賢威はとても良いテンプレートのようですしねw私もすごく興味があります。
>ASPはボスの会社がそのIISっていうシステムで、動的なURLが勉強になるというたとえになります。
そうでしたか。本当に余計なおせっかいでした^^;ASP.NETという単語に敏感でして・・・。職業病が出てしまいました。
>スピンジャパンでディスカッションの「feeling-lucky」さんはボスです。
どうりで・・・。
クライアントさんの大きさ(ターゲティング?)ですよね。
たぶん私はASPを使うくらい大きなシステムに関わることはないと思いますけど、少しでも知っておきたいので、SEOもっと!さんで時々解説してくださいw
伊藤さんからは原稿を頂戴していて、編集で手間取っているようです。応援、ありがとうございます!
私はちなみにエバークエストとかWarcraftのほうの人間です。はい。
Web担はとってもわかりやすくて読みやすいです。考え方とSEOmozがお気に入りです。
エバークエストとかはわかりませんw
> 考え方とSEOmozがお気に入りです。
おっと、ありがたいお言葉。ポリシーに共感していただけるのは非常にうれしいところです。
真面目にやってるのですが、他媒体と比べると、まだ認知度を高める余地があるのでがんばります。