とある上場企業のSEO対策(?)3種類を暴露

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web2.0 (^O^)vブログの角田さんがあきれていますが、記事にある同じ会社からSEO対策のご提案をいただいていることがわかりました

これはネットショップへ手当たり次第に営業の電話をしているのだと思いますが、やりすぎると私を含め、この手のブログのかっこうのネタになってしまうという良い(?)例です。

どういう手口になっているのか公開しておきますね。

 


 

今回の要点は「効果があるのかあいまい、または根拠の出しにくいSEOを利用した悪徳商法」と私は個人的に勝手に思って書いていますので、ご判断はお読みになられている方やクライアントさんへおまかせとなっておりますことをご了承ください。

 

上位表示できそうな企業をねらった成果報酬

始めからGoogleとYahooで10位(または20位)以内に、ターゲットとなるキーワードで表示されている企業へのアプローチです。

これには実は根拠といいますか、ボスが勤める会社(仮にA社)が契約していたという体験談にもとづいています。

A社が契約していた内容は、ミドルキーワードで10~20位内に入っているところを10位以内になるようSEO対策して成果報酬を支払うものです。


例)「ソーラー時計」でのSEO対策

メイン:「ソーラー時計」
サブ1:「ソーラー時計 修理」
サブ2:「ソーラー時計 リフォーム」

080110_chargelist.gif

金額の入っていないところは0円です。
誰でもできそうですね。何もしなくてもいいですし。

ほっといても順位が上下したらお金をもらう。
圏外になっても報酬が無いだけでノーリスクです。

A社の販売責任者さんが契約を続けていた理由は、やめると順位が落ちるかもしれないからです。

何をしているのか問い合わせても「企業秘密です」の一点張りだったそうです。

なお、上の表で成果報酬が合計50万円を超えると上限50万円で請求されます。

 

テキストリンク販売

目の付けどころは間違っていないと思いますがもちろん有料で、特定のキーワード1つに対して年間契約です。

今回、私が受け持っているクライアントさんへ来たお話がこれでした。

  • リンク1,000本 → 36万円/年
  • リンク3,000本 → 72万円/年

その他、リンク1,000本にPageRank6が1入っていくらという料金体系もあるそうですが、資料を持ち出して良いか了解をとってから公開しようと思っています。

このプランはリンク元をすべて教えてくれるそうなのですが、契約後でなければダメだそうです。

気になりますね・・・

 

アクセスカウンターへの偽装リンク

これはWeb屋のネタ帳さんで詳しく解説されている記事をよみましたのでどうぞ。

有料リンクは是か非か?黒にんにくネットとアイオイクス社とGMO

こちらの記事もご参考ください。

こうした隠しリンクはアクセスカウンタ利用者が了承して張り付けたものではなく、Googleのガイドラインにも明らかに違反するという。Googleはこうしたリンクを検出した場合、そのアクセスカウンタを配布しているサイトに対する措置を講じるとAdam Lasnikは説明する。

- 引用元:「アクセスカウンタへの隠しリンクはガイドライン違反」 - Google Adam Lasnik氏 :: SEM R -

 

まとめ

有料リンクについての議論はよくあるみたいですが、Googleがやめるよういっているだけで悪いとはいえませんし、クライアントさんがやりたいなら止めません。

でも、せっかく費用対効果の高いSEOというものに大金をかけるなら、同じ予算でSEMコンサルタントや広告代理店にリスティングを頼んだほうが良いと個人的には思います。


この記事の最初にあげた「上位表示できそうな企業」はA社で実際におこり、年間契約をやめるようにボスが会社を説得しましたが、あまり話を聞いてもらえなかったそうです。(1年は延長されました)

なぜ契約をやめるところまでいけたかは、

  • ブログweb2.0 (^O^)vで何度か批判されていた
  • Web2.0ブログにYahooログールが貼られていた
  • A社の部長さんが角田さんのブログをご存知だった
  • 最終的にはボスが販売責任者に認められた


第三者が記事を書かれていて、その支持率としてサイトサマリーを外部から見ることができたこと、そして偶然にもA社の部長さんが角田さんのブログを知っていた、ということです。

ログールのデータがどこまで正確かはわかりませんが無いよりはましという意味です

 

だます、とまでは言いませんが、Googleがダメと言っていることを続けて良くなるとは思えませんので、企業のSEO担当の方が上司を説得されるときにこの記事がヒントになったり少しでも役に立てば幸いです。

SEOSearchEngineOptimization)=検索エンジン最適化 なので、検索エンジン(Google)最適化=SEOとして間違っていると私たちは考えています。
※Yahoo!はわかりません

もし、SEOSEM、ウェブマーケティング担当になる予定があったら、ぜひこのエントリへブックマークをどうぞ。


できれば「はてな」がいいです(笑)

 

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コメント(2)

coolwebと申します。よろしく........
悪徳業者は世の中に山ほどいます。

同様に、無責任な発言をするSEO関連記事執筆者も山ほどいます。
Yahooで上位表示されているから、正しいYahoo SEOとは限りません。
同様に、Googleで上位表示されているから正しいとも限りません。

正解を言うと、売り上げにかかわるので言えない事もあります。

最終的には費用対効果でしょうか?

今時、他人を信用するのはどうなんでしょう?
政府ですら、怪しい時代ですから..............

深いですね~・・・
私の個人的(っていうか教えられている)こととしての感想は「何でも正しくて全部間違ってるからそれを判断できるようになる」ことです。

ブログも、ビジネスにしても本人や経営者が正しいと判断しているから書いたり営業をしているからで、それを否定するのは個人だったり組織だったりしますけど、決定するのは自分でありクライアントさんだということになります。

それをお手伝いやアドバイスするのがコンサルタントですけど、やっぱり決定するのはクライアントさんなんです。だから正しいとか間違っているというのは読んでくださる人だったりクライアントさんであって、第三者が決めることはできないのだと思っています。

クライアントさんと読者の数がバックリンクだとしたら、私がいる会社が儲かる金額がPageRankだと思っています。

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